『星の翼』がガンダムのパクリとネット上でよく言われるのは、バンダイナムコの人気アーケード・家庭用ゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス(EXVS)』シリーズのゲームシステムや画面構成(UI)をほぼそのまま踏襲しているからのようです。
具体的にどのような部分が酷似しているのか、主な理由をいくつか挙げます。
類似点
類似するキャラを比較
ヒカリ(ストライクフリーダム)
本家ストフリの強みである「CS(チャージ射撃)を維持しながらの機動力」をシステム上オミット(排除)した結果、代わりに狙撃武装や360度方向へのメイン射撃という独自の強みが与えられています。本家よりもさらに「引き撃ち・バラ撒き」に特化した、シューティング特化型としての調整が見事です。
シャオリン(MF/モビルファイター全般:マスター、シュピーゲル、ゴッドなど)
格闘機(MF)の美味しいところを闇鍋のように詰め込んだキャラクターです。
マスター(升)のメインサブ連動、シュピーゲルの網(スタン・拘束)、ゴッドの流星胡蝶剣や石破天驚拳、さらにスーパーアーマー(SA)付きの伸びる格闘。本家では別々の機体だった強みを1体に集約することで、「2D格ゲー並みにインファイターとして割り切って戦える」キャラになっています。
カゼ(オガンダムヘビーアームズ)
「見た目はヘビアだけど、中身は別物」という評価が面白い点です。ヘビアの象徴であるレバー入れ格闘CS(前宙宙返り)やミサイル一斉発射がない代わりに、狙撃武装が追加。弾幕形成というよりは、中〜遠距離からピンポイントで大ダメージを狙う、よりスタイリッシュなガンナーに変更されています。
ノーラ(ガンダムアストレイ レッドフレーム改)
本来なら赤枠改のメイン火力や立ち回りの要になる「矢(CS)」がないため、代わりにアストレイ ブルーフレームのブーメランを持ってきて手数を補っています。「アストレイ系の良いとこ取り」で、CS管理のストレスなくインファイトができる設計です。
ヒビキ(ケンプファー)
「武装のほとんどが撃ち切りで自動リロードなし」という、原作ケンプファー(強襲して弾を使い切ったら捨てる)のコンセプトを、本家エクバ以上に尖らせた性能です。その分、1発ずつの武装が強烈に設定されており、短期決戦型のピーキーな面白さがあります。
ゲームシステム
バトルの根幹となるルールが『ガンダムEXVS』と同じである点です。
お互いに2人チームを組み、3D空間を縦横無尽に飛び回りながら戦います。
戦力ゲージとコスト制も類似点です。チームで共有する戦力ゲージがあり、キャラクターが撃破されると、そのキャラのコストに応じてゲージが減っていきます。ゲージがゼロになった方が負けというシステムは、まさにガンダムバーサスシリーズそのものです。
画面構成(UI)
ゲーム画面のレイアウトも、ガンダムの対戦画面を強く意識した作りになっています。
画面左下にあるチームの戦力ゲージ(コストバー)の配置。
ロックオンサイト(敵を狙う照準)の色変化で、攻撃が当たる距離(赤ロック)かどうかを判別する仕組み。
ブーストゲージを消費してダッシュや上昇を行い、着地の隙を狙い合うという立ち回りのセオリー。
モーションや武装
登場する美少女キャラクターたちは、メカニカルな武装(メカ娘・ロボ娘デザイン)を纏っていますが、それぞれの攻撃モーションや武装の性質がガンダムシリーズの特定の機体を彷彿とさせることが多々あります。
例:ファンネル(遠隔誘導兵器)のような武装照射レーザー(ゲロビ)変形機構など、ガンダムファンが見ればあの機体の動きだとピンとくる要素が散りばめられています。
独自の要素と言われている点
シールド周りの超快適化
エクバのレバー下上入力によるガードは、とっさに出すのが難しく、めくり(真後ろからの攻撃)にも弱い職人技でした。
星の翼ではワンボタンで出る上に、2秒でリチャージ。さらに0.5秒ホールドで格闘カウンターになるため、敵の格闘コンボへの切り返しや、起き上がりの拒否がめちゃくちゃやりやすくなっています。
チャージ・アシスト武装の撤廃
エクバで必須テクニックだった射撃CSを溜めながら立ち回るアシストを呼んでメインをキャンセル(アメキャン)して安全に着地するという要素がありません。
星の翼ではコマンドがシンプルになった分、純粋なメイン射撃サブ特射特格といった独立したスキルボタンの押し合いになり、スマホの画面タップでも100%の性能を引き出せるようになっています。
ジャンプ・ステップの仕様
ジャンプキャンセル可。攻撃の隙をジャンプで消せるため、地上で足を止めるリスクが減り、空中戦への移行がスムーズです。
射撃中のステップ。エクバなら足を止めて撃つ強力なビーム(硬直)を晒すと反撃確定ですが、今作は撃ちながらステップで誘導を切れるため、攻めが途切れにくいです。
ステップで即正面を向。 敵とのすれ違いざまの攻防(クロスラン)や、背後を取られた時のカメラワークのストレスが一切ありません。常に相手を捉え続けられます。
まとめ
こうして見ると、『星の翼』の開発陣は、単にガンダムの見た目やモーションを真似しただけでなく、以下のような意図を持って調整していることが分かります。
「チャージや複雑なアシストを無くした分、別の新しい武装(狙撃やデバフ、移動技)でキャラの個性を立てる」
「本家の複数の機体の強みを合体させて、1体のわかりやすいコンセプトキャラを作る」
ガンダム(エクバ)プレイヤーが触れば「あ、このキャラの立ち回り、あの機体に似てる!」と直感的に分かるかもしれません。



















